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ナスの亡骸
雪が降る直前になってしまいましたが、夏から秋にかけてがんばってくれたナスとトマトの片づけをしました。

枯れてしまったナスやトマトの枝を刈り取って集める単調な作業ですが、やっているうちに枯れた枝が妙に気になって、しばらくぼんやりと考え事してしまいました。

彼らは一年一年が一生。春に芽を出し、夏に成長し、秋に実をつけ、冬に枯れます。
毎年、自家採種をすることで彼らの世代交代を私たちは見届けることができます。

彼らは私達には何も語らず一生を終わるわけですが、精一杯生きた証がそこにはありました。
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夏の生き生きした作物の姿も美しいですが、こんな姿も美しいなー。と思いました。
自分もこんなふうに死ねたらいいなぁ。と。
ただ、自然の一部として生まれて、淡々と生き命を繋いでいく。そして、また死んで自然に還っていく。それで十分幸せなんじゃないかと私自身は思います。

今の人類はちょっと自意識が過剰というか、自分個人というものを強く感じすぎているのではないかと私は思います。
自分は何のために生きているのか?どんな人間になりたいのか?今のままじゃダメなんじゃないか?何をやりたいのか?何を成し遂げたいのか?ただ生きているだけの人生は意味がないのではないか?
そんな苦しみを日々感じすぎているのではないでしょうか?

次世代のため、子や孫の世代の為に…。私もそういう表現をよく使ってしまいますが、本当は違うのではないかと思います。私も30年前は次世代を担う純真無垢な幼子でした。そして、今現在、私たちの子供達も2,30年たてば私達と同じように親世代となります。
次世代の為にと自分の人生を犠牲にし、経済的な豊かさを最優先しても、結局は同じ状況を次世代に引き渡しているだけでしかないように私は感じてなりません。

今の生活を大事にすること、まず、自分を愛すること。大事にすること。それができて初めて家族や周りの人たちを幸せにできる。
ありがままの自分で十分幸せ。そう思えたら毎日がとても幸せで満ち足りた生活になるのではないでしょうか?
もちろん、自分の能力や技術を磨くこととか、そういった努力を否定しているわけではありません。ただ、自分自身の気持ちのあり方として、短所ばかり気になってしまうけど、今を精一杯生きる自分を認めてあげることが人生を幸せに感じる第一歩ではないかと思います。自分が本当に幸せと思える生き方をする。それがこれからの次世代へ繋ぐ社会を作る一歩だと私は信じています。
目の前の農作業を淡々とできることの幸せを感じつつ、ナスやトマトの亡骸に思いを馳せて。

桑原広樹
by hiruzenkougei | 2012-11-30 20:53 | 考えごと
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