「つくる」暮らし
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めし碗から台所へ。
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「暮らしの真ん中にある一杯のごはん。」



お米をつくり、収穫し、袋に詰めてお届けする。
その過程で何度も心の中でくりかえしていたフレーズです。



私たちは2011年3月に起こった震災をきっかけに、ここ蒜山に移り住みました。
振り返ると、それは自然の流れだったような気もするし、
えいやっと力を込めて決断したような気もします。

いずれにしても自分の真ん中に何度も問いかけて、
西の地で農を営もうと決意したのでした。




ちょうど悶々と悩んでいた頃に、心をわしづかみされた言葉がありました。



『「食べる」をまんなかに。』



うつわ祥見の祥見知生さんがディレクションされていた「TABERU」という器の展覧会のテーマです。



この言葉に出会って、本当にすんなりと自分の中で答えが出たのでした。


私にとって生きることは食べること。
どんなに絶望的なことが起こっても、あたたかなおいしいごはんが食べたい。
正しい答えなんてない。
今、そのために自分がどうしたいのか。
よし、私は動こう。



千葉から岡山へ引っ越しをするとき、長い間住んでいた鎌倉に立ち寄りました。
そして、移住の覚悟の証として、夫婦それぞれの「めし碗」を選びました。
あの言葉を伝えてくださった祥見さんのお店で。



岡山に移ってからは無我夢中で田畑を探し、家を探し…。
嬉しいことも悲しいことも楽しいこともしんどいことも、たくさんありました。
それでも1日3回ごはんの時間はやってきて、
このめし碗でお米を食べることができる。
そのことに、深いところで本当に支えられていた気がします。




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あれから1年半の時間が過ぎ、めし碗もすっかり私たちの暮らしの色に染まってくれています。
自分たちがつくり収穫したお米を、このめし碗によそうことができたこと。
そのときの嬉しさといったら。




つい先日、倉敷意匠のアチブランチで行われた早川ユミさんと祥見知生さんのお話会「ごはんは大事。私の台所をつくろう。」に参加することができました。
おふたりの感性を通して発せられる言葉のひとつひとつに、自分の思いもどんどんクリアになっていくような、そんな素敵な夜でした。



一杯のめし碗から台所へ。
少しだけ自分の思いを広げてみようと思います。
田畑の作業ができないこの冬。家の改装をはじめようと考えています。
家の真ん中に台所を。これも早川ユミさんから頂いた大切なメッセージ。
蒜山耕藝としてどんな風に実現させていくのか。
わくわくしながら、今日もごはんをいただきます。




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高谷絵里香
by hiruzenkougei | 2012-12-23 10:13 | 考えごと
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