「つくる」暮らし
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トマトが繋げてくれたこと

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ジャーーーン。



なかなか赤い野菜を目にすることがない冬の時期。
この胸がわくわくする光景!トマトの水煮の瓶詰めです。



これは私たち蒜山耕藝がつくったものではありません。
岡山市内で今とても人気のあるイタリア家庭料理サロン a tavola! を主催されているゆかりさんが丁寧に手づくりして下さったものです。


はじめてゆかりさんと言葉を交わすキッカケをつくってくれたのがこのトマトたちでした。

私たちが加熱用のトマトを自然栽培でつくっていることをこのブログでご覧頂き、とても温かい、いや、熱い思いで「料理サロンで使いたい!」とご連絡を頂いたのです。

その頃私たちはまだ苗の成長を見守っている状況で、本当にこの土地で野菜を栽培し、商品として販売することができるのか半信半疑の状態でした。
自分たちが食べる分はできると思う。でも、販売できるかどうかは分かりませんというなんとも情けないお返事しかできなかったのです。
千葉と蒜山の予想以上の気候の差にとまどい、はじめて米作と同時進行で畑の作業を行い、すべてが後手後手になってしまうような不安を抱え、まさに暗中模索でした。

でも、ゆかりさんはその不安も全部一緒に抱えてくださり、「自然のことなのでお約束できないのは当然です。それでも待たせてください。」とおっしゃって頂いたのです。本当に深いところから私たちの暗中模索状態を理解してくださっているのが伝わってきました。そして応援のお気持ちをシャワーのようにたっぷり浴びせてくださいました。
このことがどんなに私たちを支えてくれたことか。



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幸いにも夏野菜は自分たちが食べる分より多く収穫することができました。
ゆかりさんは我が子のように蒜山耕藝の野菜たちを愛してくださり、美味しいイタリア家庭料理へと昇華し、多くの方々に蒜山耕藝の野菜のエッセンスを繋いで下さいました。
私たちの野菜を料理サロンで使うということは、お店で購入することと比べると労力も負担もどんなにおかけしてしまうことになるか。
生育状況をメールでやりとりし、直前になってやっとお届けできる数量が決定し、送料もご負担いただき、やっとやっとお手元にお届けすることができます。
それでもゆかりさんから伝わってくるのは、私たちの野菜を心から喜んで下さっている純粋な想いでした。



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私たちはこの土地で自然栽培で作物をつくりはじめて1年目です。
うまくいった作物、うまくいかなかった作物、その理由の仮説は立ててみたところ、正直言って「わからない」というのが本当のところです。
これから先、全く何も収穫できないという状況が訪れる可能性もあります。それがそのときの自然の結果、自分たちの至らなさの結果であるならば、私たちはそれを受け入れることしかできません。
そしてそこから学べることを、次の一歩に繋いでいくことしかできないのです。
それは私たちの作物を待って下さっている方を裏切ってしまう結果であることには変わりありません。



けれど、ゆかりさんのようにそんなこともひっくるめて純粋に応援して下さる方がいる。同じようなお気持ちを下さる方がたくさんいらっしゃるのです。そのことが私たちの暗中模索の中の一筋の希望です。



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決して甘えることなく、そのお気持ちを力にかえて、誠実に田畑と関わっていこう。
私たちにできることはそれしかない。
トマトの赤い情熱を胸に抱いて。



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高谷絵里香
by hiruzenkougei | 2013-01-24 22:06 | 藝のつながり
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