徐々に動き出していた2年目の米つくり。
先週から本格的に動きだしました。
田植えは6月の第2週あたりから始める予定ですが、その時に植える苗を今から育てていきます。
農作物は「苗半作」とか「苗8作」とよく言われます。
良い苗をいかにしてつくるか。
自分の中でも最大の課題で1年中その方法を考えているほどです。
今年の育苗もまだまだ理想的なやり方ではありませんが、その風景をすこしご紹介します。
苗を育てる場所です。
場所によって高低差があると後で大変困るのでなるだけ平らにします。
試行錯誤しながらなのでジャックの手も借りて丸3日くらいかかりました。
場所が仕上がったら約一ヶ月の間山の清水の中にあった種籾を取り出し、25度前後のお湯(温泉)に芽が数ミリ出るまで漬けておきます。
芽が出たらいよいよ種蒔きです。
今年もいつもお世話になっているパパラギ農園さんの施設をお借りしました。
今年使用する土は購入した無肥料培土(蒜山の山土を焼いたもの)と自分たちでとってきた田んぼの土のミックスです。
何の土を使うか。
一番課題を残すところであり、その分不安の種にもなるところです。
雑草の種や病原菌の混入、ポット苗や播種機・田植機との相性など心配な点は多いですが、やった以上は稲の力を信じて前向きに進んでいくしかありません。
播種が終わったら、いよいよ苗代に並べます。
田植えの時に苗箱を剥がしやすいようにネットを敷いた上に苗箱を並べ、最後に芽が出てくるまで保温と保湿をするシートをかけて完了。
まだまだ良い方法を見いだせていないので体力的にしんどい作業でこれも来年以降の課題です。
今週の金曜に今回の倍の苗箱を並べて苗つくりは一区切り。
これからは田んぼの準備が本格的に始まりますが、トラクターで入る前にスコップを持って力仕事の日々が続きそうです。
高谷裕治