「つくる」暮らし
by hiruzenkougei
蒜山耕藝
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稲の収穫
出荷用の稲の収穫が9月27日に終わりました。
待ちに待ったお米です。千葉を出て1年と半年。2年ぶりのお米の収穫。感無量です。
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写真はササニシキ。この圃場はしっかり登熟した実がたくさんついています。
株も太くて背丈も程よく、強い風が収穫前にずいぶん吹いたのですが、倒伏もまったくありません。高谷君が頑張ってくれた初期の除草と水管理がうまくいったのでしょう。草もほとんどありません。病気もなく理想の姿です。もう少し収量がほしいですが、それは株数の問題。来年はもう少し密植にしてみようかと思います。

もちろん苦戦した圃場もあります。イモチ病というカビの一種に侵されてしまって、十分に登熟できなくなって収量が低下したり、粒が白濁したりして食味が低下してしまった圃場もありました。
でも、それも我々の現実の姿。しっかりと向き合って来年に向けていろいろ準備を進めていきたいと思います。

今年のお米作りは、その作業方針、方法、タイミング。ほとんどすべての工程の仕切りを高谷君がやりました。私は自家用のみ1反ほどの稲作を3年、彼は自然農での手植え手刈りの稲作を少しやったくらいの経験。
たくさんの諸先輩方のアドバイスを都度伺いながら、本当に悩んで悩んで取り組んでいる様子が傍目から窺えました。私は彼の決定したことを作業するだけ。もちろん一緒に考えることはしましたが、最終的には彼の決定を優先しました。私たち二世帯分の収入の大部分がこの稲作にかかっています。
多分、眠れない夜もあったことでしょう。胃が痛いこともあったと思います。でも、ここまで今年できたことは自信になったと思います。アドバイスを頂いた先輩のみなさん。宮城の浦山さん、秋田の齋藤さん、兵庫の畑さん、島根の反田さん、山口の天神自然農園の石田さん、そして地元で物心両面から支援いただいた三船さん、本当にありがとうござました。

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コンバインで収穫したあと、軽トラに積んで、高谷君の待つ、乾燥機のある三船さんのライスセンターに持っていきます。
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乾燥、籾摺り、色彩選別を経て米袋に入ります。
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皆さんにお届けできるのも、もうすぐです。ただいま販売準備を急ピッチで進めています。ブログで近いうちにご案内しますので、もうちょっとお待ちくださいね。

桑原広樹
by hiruzenkougei | 2012-09-29 19:36 | 野良しごと
新規就農で大事なこと
今回はいつもと趣向を変えて、自然栽培や、有機農法などで新規就農を考えている方、特に会社員や公務員の方がお勤め先を辞めて農業を始める場合、いわゆる脱サラ就農の方に参考になるのでは?というお話をしたいと思います。

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と言いながら、しょっぱなから他のブログの紹介ですが、新規就農を目指す方は、まずは、反田ごぼうで有名な反田さんのブログ「男反田の奮闘記」を一通り、ご覧頂ければと思います。かなりのボリュームですし、農業者でないとよくわからない内容もあるかと思いますが、理解できる部分だけでもいいと思います。

新規就農でかなり成功している方ですし、日々奮闘している現実の姿と、その考え方はとても参考になると思います。

じゃあ、本日はこれで。

というわけにはいかないので、私のお話も少し。

わたくしの新規就農者としてのキャリアは異常なくらい長いです。ポイントは農業者じゃなくて、あくまで”新規就農”です。つまり、万年新人ということ。半人前のまま一旦廃業して、また、就農して、というのをやっているうちに、一般企業だったら中堅社員になれるくらいの期間が過ぎてしまいました。

その間、いろいろな地域、地主さん、一般の農家さん、農業関連のお役所の方々、新規就農希望者、などなど、たくさんの農地や農業に関わる人と交流がありました。その中で、成功した就農者の方々に共通した考え方があることに気づきました。もちろん反田さんも同じような考えがあるようです。それは・・・。

「やらないことを決める」

あれ?ふつうは、なにをやるのかを考えるんじゃないの?と思いがちですが、そもそも農業をやりたいって思っている人たちなので、実は、そんなこと改めて考えなくても、頭の中はやりたいことでいっぱい。
真夏の畑の草のように、放っておいてもどんどん湧き出してきます。

いろいろな野菜をつくりたい。
珍しい西洋野菜や伝統野菜もつくりたい。
定番の野菜でも、変わった品種をたくさんやりたい。
もちろん全部自家採種!!
ブドウやリンゴなど果樹もやりたいし。
お米だって、日本人の食の基本だもの、やらなくちゃ。
牛や豚は難しいけど、養鶏ならできるかな?養蜂もやってみたい。

農業だけだったらまだしも

自然環境を守るNPOも設立したい。
消費者と交流したいので直売。毎週、野菜セットを発送するし体験イベントもやろう!
エネルギーも自給。暖房はもちろん薪ストーブで、炊事もカマドでやりたいな。
ガソリンは使いたくないから菜種栽培&天ぷら廃油を集めてバイオディーゼル!

文章で書くとすごいですが、こんな感じの方、結構多いです。
この例の方は、奥さまとお子様が3人いたのですが、経費と手間ばかりかかってなかなか収入につながらないものが多く、生活を経済的に維持することも、農地を維持管理することもできず、借りている農地を返さざるを得なくなって、地域にも住みにくくなって、廃業となってしまいました。
これは極端な例ですが、農業を継続している方でも、いろいろなことに手を出しすぎて、結局、良いものがなかなかできてこない方は多くいらっしゃいました。

成功している方はやりたいことがあっても「ぐっ!!」とこらえる。そして、今やるべきこと、やった方がいいこと、に集中する。自営業では、やりたいことをやるのよりも、やりたいことをこらえる方がずっとつらい。これができるかできないかが、分かれ道のような気がします。

反田さんはその辺が非常に明確です。反田といえばゴボウ。ゴボウといえば反田。というくらい知名度も品質も最高です。そして、あの反田さんが作るモノだったら間違いなし!ということで何を栽培しても、即完売という状況です。でも、調子にのって、どんどん手を拡げるということはしません。ブログではよく「グッ!!」とこらえる姿が出てきます。この話は反田さんとはしたことがないのですが共感頂けることは確信しています。

成功とはどういうことなのか?定義自体が難しいとは思いますが、自給目的ではなく、農を業(なりわい)とすること、買い手により良い食糧を提供することを目的とするならば、今日のお話はとても重要なことではないか。と私は思っています。
自戒を込めて。

桑原広樹
by hiruzenkougei | 2012-09-26 22:17 | 考えごと
野菜のつながり
長い雨が上がり、きれいな光が射してきました。
窓からとても爽やかな風が入ってきます。気がつけばもうすっかり秋。



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先日販売させて頂いたイルリコッターロのチーズと蒜山耕藝の野菜セット。


遠くに住む友人や、はじめましての方。
いろんな方の食卓に野菜たちを届けることができました。
今週も畑から食卓へ、お届けしていきます。まだお手元に届いていない方、もう少しお待ち下さいね。




野菜を食べてくれたみなさんからの感想がとてもとても嬉しくて。
直接会って話しているわけではないのに、すくそばから聞こえてくるような声。
野菜たちが力強く繋げてくれたような気がするのです。



私たちは直接会えないけれど、野菜たちが替わりに会ってきてくれたような。
私たちの思いや気持ちを替わりに伝えてきてくれたような。
そんな気がして、畑に行くと野菜たちへの「ありがとう」の思いが沸き上がってきました。




高谷絵里香
by hiruzenkougei | 2012-09-25 16:49 | 考えごと
米づくりに魅了されています。
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移住してから米づくりに魅了されています。

前から「食べる」米には魅了されていました。
そもそも私は農家になることを強く意識したこともなかったですし、稲作農家になるとは想像したことさえなかったです。


そんな私が米づくりに魅了されています。


米づくりを決心したのは移住して2ヶ月ほど経ってからでした。
なかなか畑が見つからず蒜山を走り回っていた頃、蒜山の豊かな自然の中でこれからの生き方・暮らし方をずっと考えてました。


やりたいことは何なのか
やるべきことは何なのか


そんな問いを繰り返し、今までの価値観を一度取り払ってゼロベースで様々なことを考えて、その中心ですべてをつなぎ合わせたのが「米」でした。


それから1年、
本当に長かったけどようやく初の収穫を迎えました。

お米が穫れるということ以上に、移住してから現在にいたるまでの全てがそこに実ったようなそんな特別な思いがします。


収穫はまだ終わっていませんが、少しではありますが販売させて頂く予定です。
詳細が決まりましたらブログにてご報告したいと思います。
どうぞよろしくお願いします。




高谷 裕治
by hiruzenkougei | 2012-09-24 23:26 | 考えごと
「蒜山耕藝」

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藝とは人間が植物を植える姿。食べものをつくる姿。
自然と人間の調和した関係を藝を通して追い求める。

簡単に言えば、蒜山の美しい自然の中で田畑を耕し食べものをつくる(=藝)。



田畑は自然と人間の接点。交わる場。
ありのままの自然ではなく、人間が食べものをつくるためにつくったもの。

その田畑においても、自然の草木が肥料や農薬が無くてもが美しく命を全うできるように、作物をつくるのが藝。
美しい作物を美しい景色の中で美しく育てるために大事にしたい美的感覚。
それは田畑のみならず周辺の自然に対しても意識を持ち、できることをしていく。



自然栽培、無肥料無農薬で作物が育つためには美的感覚だけでなく、自然のリズムと調和すること。
土地と季節にあったものをつくることが大前提。
その前提を元に食卓から作付けを考え、「食べたいものをつくる」になり、そこから生まれるものは美しいものであり、本物であると思う。



また、美しい景色や美味しい作物。
両方に「美」という文字が使われているのは偶然ではないと今さら思ってます。
「美」という概念を「耕」をすることが「美しい味」につながるのかもしれない。

そういう意識の中でつくる暮らしを積み上げていくと、暮らしそのものが自然に合っていくのではないでしょうか。



このような思いをすべて、原点である「藝」に込めて。



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高谷裕治
by hiruzenkougei | 2012-09-22 23:09 | 考えごと
チーズと野菜を箱に詰めて。
★★★チーズセットは好評につき、お申し込みを締め切らせて頂きました。★★★
   たくさんのお申し込みを頂き、本当にありがとうございます。




朝の気温が日に日に下がって、すっかり長袖じゃないと肌寒く感じるようになりました。
でも空気に透明感が増して、深呼吸すると寝起きの頭がスッキリ。




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今朝の風景。
おはようございます。
今日はこれから初の稲刈りです。
家の中に薄ーく緊張感が漂っている感じがします。




昨日は茄子のお問い合わせを頂きありがとうございます。
「食べてみたい!」というお声を頂き、本当に嬉しくありがたく感じています。
順番に返信し、茄子をお届け致します。どうぞもう少しだけお待ちください。


これからお申し込み頂く方に早くお知らせしなくては!
実は茄子だけでなく、蒜山の美味しいものをセットにしてお届けする企画も温めていたのです。

以前このブログでもご紹介したチーズ農家+カフェの「イル・リコッターロ」さん。
こちらのリコッタ・アフミカータ(リコッタチーズを薫製した美味しいチーズ!)を蒜山耕藝の野菜と一緒にお届けします。


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写真はイル・リコッターロさんのブログから。
サラダの上にのせているのが「リコッタ・アフミカータ」。

グリルした野菜の上にのせたり、パンとオリーブオイルと合わせても美味しい!
もちろんパスタのトッピングや、色んな楽しみ方があると思います。
リコッタチーズの爽やかなミルキーさに薫製の香りをまとった、少し大人なチーズです。


とても丁寧につくられているチーズなので数量限定のセットになります。
お申し込み順に承らせて頂きますね。



<蒜山のチーズと野菜のセット>

茄子1kg、トマト1kg、かぼちゃ約2kg(すべて蒜山耕藝の自然栽培野菜です。)
リコッタ・アフミカータ 1つ
合計3300円(送料別)のセットです。

★送料は地域により異なりますが、中国地方の方は710円、関東の方は910円になります。

★お支払いはゆうちょ銀行への振込をお願いします。


お問い合わせ、お申し込みはこのブログ左にある連絡先、もしくはFacebookのメッセージまで!
下の定型フォームをご使用ください。

-----------------------------------------------------------

お名前

ご住所

お電話番号

お届け希望時間帯

その他ご希望やお問い合わせ

-----------------------------------------------------------


蒜山の美味しいものをボックスにぎゅっと詰めてお届けします。
蒜山の爽やかな空気が届きますように。





高谷絵里香
by hiruzenkougei | 2012-09-19 07:09 | 収穫のお便り
茄子、お届けします。
★★★茄子のセットは好評につき、お申し込みを締め切らせて頂きました。★★★
   たくさんのお申し込みを頂き、本当にありがとうございます。



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玄関に鎮座する茄子たち。



昨日は台風の影響か、風が強い一日でした。
風が強いとどうしてか心がざわざわしますね。


うってかわって、今日はとても穏やかな朝です。
このところ毎週火曜日と水曜日は発送業務に追われています。



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これからa tavola! のゆかりさんのもとへ旅立っていくトマト「なつのこま」たち。
美味しく変身できることに、ワクワクしている雰囲気!



まだ作業場のない蒜山耕藝。
いつもこんな感じで玄関先で梱包作業しています。



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ひとつひとつ大切に。


蒜山耕藝の思いをのせて。


誰かの食卓の幸せをお手伝いできますように。





実は蒜山耕藝の自然栽培茄子、おかげさまでとても豊作なのです。
もしも食べてみたいと思って下さったら、お気軽にご連絡ください。
(お電話、メール、Facebookのメッセージ、なんでもOKです!★このブログ画面の左側に連絡先を明記しています★)
それぞれの美味しさを試して頂けるように3種類(真黒茄子、水茄子、青茄子)ミックスでお届けさせて頂きます。

まとめ買い価格として、通常よりもお安く「2kg 1200円」でご用意しています。
※別途クール送料が700円〜1000円程かかってしまいます。ご了承ください。


基本的に穫れたてを直送させて頂きます。
その日に穫れる量が決まっているので、先着順で順次お送りします。
(お日にちの希望がある方はご相談させて下さい。)
お友達同士でのまとめ買いや、
素材にこだわっているレストランやカフェのみなさまにもお試し頂ければと思います。


そして、もうひとつ美味しい企画を準備しています。
間もなくお伝えできると思います!楽しみにお待ちください。



高谷絵里香
by hiruzenkougei | 2012-09-18 11:57 | 収穫のお便り
チーズ農家カフェ イル・リコッターロ
今日はここ蒜山高原で営業しています、チーズ農家カフェ イル・リコッターロ
"IL RICOTTARO"をご紹介いたします。
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このお店のオーナーで農場主である竹内雄一郎氏は大学を卒業してイタリアチーズと料理の世界に飛び込みました。
とてもお若いですが、お父さまと力を合わせて農場とおしゃれなカフェ、そして、いずれは宿泊施設となるログハウスをほとんど手作りで建てられました。
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自らの農場で飼育する羊たちから集めた乳からチーズを作り、カフェで提供する。そんなわくわくすることを実現している。とてもまっすくで一生懸命で素敵な青年です。

イル・リコッターロは2011年10月にオープンしたばかりですが、すでに週末は開店と同時に席が満席となる人気ぶり。私たちが移住してきて、あるパーティに招待された時に、彼と出会ったのですが彼の目指しているものにとても共感し、そして、なによりもおいしいチーズと彼の人柄に我々は魅了されてしまいました。

「羊を飼ってチーズを作る」と、簡単に書いてしまいましたが、日の出前に起きて、毎日の羊の世話、乳搾り、チーズづくり、カフェの営業、片付け。翌日の仕込みは深夜まで及びます。
特に冬季は厳しいです。お店のすぐ上がスキー場ということからもわかるとおり、積雪は多い日には1mを越え、最低気温はマイナス15度を下回ります。お店から通りまでの除雪だけでも半日はかかります。それを彼は今年の冬は農場のほとんどすべての仕事を一人でやりきりました。
周りで見ているだけでも目がまわりそうな毎日。彼の体が少し心配です。
かれが目指しているもの。それは本当に素晴らしいものです。彼のブログでの言葉です。
そして、それに向かって着実に、まっすぐに向かっている姿は、怠け者の私からすると本当に尊敬してしまいます。

イル・リコッターロでは、その名の通り”リコッタチーズ”を使ったお料理やお菓子を提供しています。リコッタとはイタリア語でri(もう一度)cotta(煮立てる)という意味。
牛や羊の乳から普通のチーズを作りますが、そのチーズを作った残りの乳清とよばれる液体(ホエー)に羊の乳を加え、もう一度加熱してつくります。
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竹内さんのこだわりでもあるリコッタチーズは凝固剤(お酢やクエン酸等)は一切使っていません。ほとんどのお店のリコッタチーズは凝固剤を使用しているそう。そのため香りがとんでしまったり食感がぼそぼそしてしまったりするんだそうです。竹内さんは、ホエーの乳酸菌がほどよく働いたタイミングを見極めて火をつけます。このタイミングが非常に重要で、少しでも見誤るとリコッタ自体ができないそうです。つまり、乳酸菌が活発に働くときに出る「酸」で固めているのです。そして消火のタイミングもやわらかい食感を作るために非常に重要です。温めすぎても酸っぱくなったり、食感がぼそぼそしたりするそうで、その見極めが難しいけど腕の見せ所です。
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ほんものの出来立てのリコッタはとろっとろのふわっふぁで、あまーいミルクの香り。やわらかーい汲み上げ豆腐のよう。これに、はちみつをかけてパンと一緒に食べるのが私は大好きです。

日本ではここでしか絶対味わえません。そもそも乳を搾るためにヤギとヒツジを飼育している農場自体が日本に数件しかないのです。そして、搾った乳をチーズにしているのは、おそらくここ、イル・リコッターロしかないでしょう。

このリコッタをつかったドルチェ(イタリア語でスィーツのこと)や自家製のチーズと蒜山耕藝の野菜を使ったピッツァ。一種類しかないけどこれが本当においしい自家製酵母のパン。などなど。蒜山に来る機会があったらぜひ。いや、イル・リコッターロが目的で蒜山に来ていただいてもいいと思います。それくらいの価値がここのチーズたちにはあります。

かれのリコッタやチーズに対する愛情は、とても深く、私なんぞではその一端もご紹介できませんでしたが、このリコッタは一度食べてみてほしいと思います。
今日はここまでですが、また折に見て、彼と、イル・リコッターロの深いところをご紹介していきたいと思います。

桑原広樹




★蒜山耕藝のFacebookページも日々更新しています。
by hiruzenkougei | 2012-09-13 07:36 | 藝のつながり
トマトピューレ
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雨上がりの空にのぼる太陽。
今朝の近所の景色です。あまりにも美しくてパチリ。



昨日今日とアルバイトがお休みなので、ひたすら加工品を試作しています。




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B品や傷がついて売り物にできないトマトがこんなにたくさん!



思い立ってトマトピューレを作っています。



a tavola! のゆかりさんがトマトを手でつぶすのが美味しいとおっしゃっていたのを思い出し…ひたすらむぎゅむぎゅ。
これが私の性に合っているようでとっても楽しい!


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イル リコッターロの竹内さんから大慌てで借りてきたムーランで、よく煮込んだトマトを漉します。




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できあがりは…




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途中の味見からは想像できない位、甘くて濃くて、でもさっぱりとした美味しいトマトピューレになりました。



数種類の自然栽培トマトと、ほんの少しの天日湖塩。
それでこんな味が生まれるのですから、自然に育った野菜の底力には本当に感動します。



蒜山耕藝ではこうした加工品も販売できるように少しずつ準備を進めています。
まだまだ長い道のりですが、どうぞお楽しみに!




高谷絵里香
by hiruzenkougei | 2012-09-12 14:55 | できごと
「土」と「左官」
農業は言うまでもなく「土」と深く関わるもの。
自分の中では「土」と向き合いどう接していくか、歩んでいくかというのが永遠のテーマと言っても過言ではないし、そもそも蒜山という場所を選んだ大きな理由は「土」と「水」でした。

でも「土」に深く関わるというのは農業だけではなくて、暮らし全般に関わっているもの。
「土」は食べものという恩恵を与えてくれているだけでなく、瓦や壁、または竃という形で人間の暮らしを古の頃より支えてきたものでもあります。

自分は農業に携わるあまり「土」といえば田畑の土にしか意識や興味がなかったのですが、昨晩、鳥取県倉吉の左官職人の方とお話する機会があり「土」と「暮らし」の関係について深く考えさせられました。

「土」について農業者以外の方の熱い思いを聞くのは初めてでしたが、ありとあらゆることが新鮮で面白いものでした。

蔵を壊すときは通常、重機で壊して残骸は産業廃棄物として処分されるのですが、
その方は何日もかけて手作業で解体し、土壁は壊したものを再び練り直して再利用するとのこと。
古いものに手を加えて新しい生命を吹き込む。
「土」や「左官という職業」に深い愛情を感じました。

そして、
「田畑での良い土と左官での良い土は違う」
「左官の基本は水です」
などともおっしゃっていてとても興味深く思いました。

もっと「土」について「左官」についてお話を聞きたかったのですが3時間少々でとても足りなかったので近いうちにまたお会いしてこようと思います。

蒜山耕藝としても「つくる暮らし」ということを大事にしている以上、「つくる」のは食べものだけではありません。
「藝」という文字を使ったのも、「つくる」ことで人間らしく生きよう!という思いを込めてのもの。

ですので、今後は衣食住において少しづつ「つくる」ということを増やしていこうと思うし、せっかくなので多くの方と共有したいのでワークショップなども開催できたらと思っています。




たかや ゆうじ
by hiruzenkougei | 2012-09-10 19:34 | 藝のつながり