「つくる」暮らし
by hiruzenkougei
蒜山耕藝
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素材の力
先日、大切な仲間でいつもお世話になっているパン屋タルマーリーさんにて、すこし変わった料理教室がありました。



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本物のオリーブオイルやパスタをイタリアから日本に紹介してくれている、
とてもパワフルで素敵な女性朝倉玲子さんのお料理教室です。






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このお皿のお料理の味付けはすべて塩のみ。
その他の調味料といえばオルチョサンニータ(オリーブオイル)とオレガノ、ケッパー。
それぞれ素材の個性がたっぷり引き出されていて、驚く美味しさなんです。




オリーブオイルやパスタの製造工程から、からだに負担の少ない食事について
朝倉さんのイタリアでの経験を通して語って下さいました。
料理のデモンストレーションでは、ハッとすることばかり。
言われてみれば当たり前のことだけれど、自分では気付けないことってたくさんありますね。
一番のヒットは玉ねぎの切り方。
私はいつもなんとなーく繊維にそって切っていたのですが、
朝倉さんから教えて頂いた調理法では繊維を断ち切って薄く切ることが重要だったのです。
理由はその方が表面積が増えてうまみも甘みもたっぷり出てくるから!
これで本当に料理の味が劇的に変化しました。



素材の力をしっかり引き出す料理法。
他にも色んなポイントがあったのですよ。
朝倉さんは全国各地で料理教室を開催されていますので、
ぜひ一度直接お話を伺ってみてください。
いつもの台所が、自分の意識だけでがらりと変化します。





高谷絵里香
# by hiruzenkougei | 2012-07-04 21:22 | できごと
農園のある場所
こんにちは。桑原です。
今回は、私たちの農園がどんな場所にあるか 紹介したいと思います。
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<今日のサトイモ>

幣農園は、岡山県真庭市の北部、蒜山地域にあります。
岡山県の最北部で、わたくしの自宅から500m北は、もう、鳥取県との県境。
日本海まで、車で1時間弱です。

標高は500m前後の高原地帯で、冬季の積雪は多く、今年は最大で1.5mくらいあったでしょうか。年末から3月末まで完全に雪に閉ざされてしまいました。
夏は涼しく、最高気温が30度を超えるのは数日で、そんな日でも一歩日陰に入れば爽やかで、朝晩は肌寒いくらいで、過ごしやすい気候です。

蒜山のイメージというと、蒜山ジャージー牛とか、蒜山大根、高原キャベツの産地。別荘も多く、西の軽井沢と言われたり、酪農と高原野菜の盛んな観光地といった印象を持っている方も多いかと思います。
私たちの暮らしている地域は、地元の人は「あそこは蒜山じゃないよ。」と言われる中和(ちゅうか)という地域で観光地から山一つ越えた、酪農家は一軒もなく稲作が中心で、小さな商店が1つしかない、静かな山村です。

その中和地区で私たちは2.0haほどの田んぼを借りて、お米をつくり始めました。
畑は前段で紹介した、蒜山の中心部の観光や酪農の盛んな地域で1.5haをお借りして、ジャガイモ、ダイコン、ニンジンを試験的に2,3畝づつ作付け、残りは土づくりをやっています。
中和地区では1.0haほどの畑をお借りして、トマトやナスなどの夏野菜。サトイモ、サツマイモ。紫花豆などのインゲン豆を今年は作付ました。

稲作のこと、畑作のこと、栽培のこと、次回以降で順次、お話していければと思います。
今日はここまで。
桑原でした。
# by hiruzenkougei | 2012-07-01 21:28 | 蒜山の風景
豊かな食事
誕生日というと何か大好きな物を食べたりお酒を飲んだり、今まではそんな風に過ごしてきましたが、
今年はいつもの日常と同じように過ごしました。

もちろん妻は、何か食べたいものがあるかを聞いてくれたけど特別に食べたいものがなかったので特にリクエストもせず。

日中は田畑の作業をして帰ってきたのは19時頃。
夕飯のメニューは、

グリーンピースごはん
油と醤油で炒めた大豆にルッコラとエンダイブを合わせたもの
春菊と新玉のスープ

お米と大豆以外は畑で採れたもの。
(ちなみに大豆は近くの人がつくったもの)

いつもと替わらずシンプルなメニューですが、
今自分が食べたかったのはこれだったんだ〜、と思いました。

この一年、「豊かさ」ということについてずっと考えてきて、
それを追い求めた結果、今の自分達があります。

今の自分には昨晩のメニューが豊かなで贅沢なものだと思いました。

今の日常も慣れてきたのでそういう実感が薄れてくるなか、
とても大事なことを思い出させてくれた日でした。

体調が悪く、休みでずっと横になっていた妻。
畑まで収穫に行ってごはんを作ってくれたことにも感謝です。

午前中草刈りしながらそんなことを思っていたので書いてみました。

午後も草刈りです。
またそんなことを考えながらやってきます。

高谷 裕治
# by hiruzenkougei | 2012-06-28 12:57 | 考えごと
作付けは食卓から
始めて過ごす蒜山の梅雨。

梅雨というとジメジメして蒸すようなイメージがあるのですが、ここ蒜山の梅雨は今まで住んでいた所の梅雨とは違って少し驚いています。
雨が少ないということではないのですがだいぶ気温が低いです。
ジメジメムシムシは無いので過ごしやすくて良いのですが、イメージと体感に大きなギャップがあってまだ自分が蒜山の自然のリズムに合ってないんだなぁと思う今日のこの頃です。

さて、早いもので蒜山耕藝のブログを始めてから7回目の投稿となりました。
今までの投稿は「思い」の部分が多く、かための内容だったので、今回から田畑のことも紹介していきたいと思います。

前々回、桑原くんが「たねのはなし」(http://hirugei.exblog.jp/16082861/)を書きましたが、一昨日、そのたね採りをしました。

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桑原君が棒で叩いてたねをさやから出してます

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それを水に浸けて重いのを選抜したもの。まだ緑のもありますね。

たね採りしたのは「土居分小菜」という菜っ葉。
私たちが住むところの近くで、古くから栽培されていた伝統野菜。今は湯原湖に沈んでしまった土居分という集落で、継がれていました。
厳しい寒さと深い積雪にも耐える土居分小菜。

「百日雪の下」という厳しい自然環境の昔の暮らしに思いを巡らせると、

「つくる」 「暮らし」

という僕自身がテーマとしていることにヒントを与えてくれます。
単に自家採種、伝統野菜というだけではなくて、
でもその辺は堅苦しい話なので今日はやめておきます...

この土居分小菜、
実は私たちが蒜山に来て初めて蒔いたものでもあり、初めてたね採りしたもの。
なので思い入れ大です。
そして思い入れだけでなく、蒜山耕藝の秋から春までの食卓を守る貴重な食べもの(積雪時は食材が無い!)なのでたくさんつくろうと思ってます。

昨年は1週間程播種が遅れてしまい、小振りなものしかできなかったので今年は遅れずに蒔かないと。
雪が降るまで収穫して漬け物にして、春の菜の花も浸けると美味いらしいので楽しみです。

こうやって自分達の食卓から作付けが決まるというのが蒜山耕藝の一つのスタンスです。

「春は菜の花が食べたいから9月になったら種を蒔こう」とか
「雪が降る前に白菜浸けたいから夏に蒔こう」とか

一見当たり前のことなのだけど、農業ということになると「食卓の需要」からではなくて「市場の需要」から作られるものも多い気がします。
そうなると作物は「生きもの」ではなく「商品」になってしまう。
蒜山耕藝としてはあくまでも「食べものは生きもの」ということを基本としたいと思っています。

その土地の自然のリズムに沿った暮らしの中でつくられる作物が基本で農法はその後です。

自分達は蒜山に移住してまだ10ヶ月程。
一番上にも書いたように自分自身がまだまだ蒜山の自然のリズムと合っていませんが、それはそれで当然だとも思っています。
植物も同じで千葉で桑原君が自家採種していた種もこちらではうまく育ちません。

自家採種を続けていくうちに植物がそこの自然に順応していくように、人間である自分達も口から自然のリズムを取り入れ、作物をつくる行為を通して、自然に順応していけたらと思っています。

ということで、結局かたい話になってしまいました。まだまだこれからの蒜山耕藝ですがよろしくお願いします。

書き終わったと同時に35歳になってしまった高谷裕治が今回の担当でした。
(フルネームなんとかならんかな...)
# by hiruzenkougei | 2012-06-27 00:08 | 考えごと
デモ。
6月23日。
今日の蒜山の夕暮れ、ピンクと紫のグラデーションがとてもとても美しかったです。


昨日の夕暮れ時、私たちは大阪に居ました。
大飯原発再稼働反対のデモに参加するためです。
いつもの農作業着のまま、アスファルトの上で1時間半、再稼働反対を訴えました。


福島の原発事故から1年以上過ぎ、
私はもはや国や電力会社に関して、なんの期待も落胆も感じなくなりました。

どこまでも私の思いとは交わることがないと何度も実感したからです。
彼らの描く幸せと私の描く幸せがあまりにも乖離しているのですから、あたりまえです。



でも、次の世代へ大きな負の財産を残しているという現実を受け止めず、
福島で起きている現実から目をそむけ、
いつ自分の身に被害が降り注ぐかもしれないのに無関心のままでいる。
そんな人がとても多いことに焦りを感じています。


その無関心は昔の私だからです。


原発に対して無関心だった私は、福島の原発事故が起き、取り返しのつかない事態になってようやく原発なんてものを動かしてはいけないと実感することができたのです。
今まで大切にしていた多くを手放すという悲しい辛い経験を経て、やっとです。
人間の手では二度と戻すことができない事態を引き起こして、やっとです。
その後悔といったら、言葉では表現できません。

そんな思いをこれ以上他の方にしてほしくないのです。


土も水も空気も汚染される。
それがどんなことなのか。


どうかひとりでも多くの人が、この現実と向き合ってくれますように。
自分の問題であることを実感してくれますように。
そう祈りながらあの場所に立っていました。
ひとりひとりが変わることでしか今の日本の暴走を止める方法はないと思うのです。


昨日のデモ参加も蒜山耕藝にとって大切な行動。
そう思い、このブログで報告することにしました。
このことに触れずにいること、それも無関心に繫がる気がしてしまうのです。




高谷絵里香
# by hiruzenkougei | 2012-06-23 22:17 | 考えごと