緊張の苗箱を置く作業1日目。
心配していたことは大したことはありませんでしたが思わぬところでトラブル発生で大苦戦の一日でした。
期待していた新しい道具がうまく使えない事態となってしまいました。
ちょっとショックだったのですが、先程タイミング良く友人があるものを見せてくれました。
それは革新的なことでも奇抜な発想な類いのものではなく、当たり前のことを言っているものだったのですがショックを興奮に変えてしまうものでした。
いのち優先と考えるか、経済を優先と考えるか。
両極的に考えることではありませんが、農業に限らず何かの判断をする時にはいつも頭に浮かべることです。
もちろん米づくりにおいてもよく考えます。
大きな面積でお米をつくるには田植機は欠かせないので苗箱で苗をつくりますが、稲本来の生き様から見たらどうなのか。そもそも田植えすること自体はどうなのか。
「効率」の裏側にはあるのは植物本来の力やその土地の持つ力が発揮できていない状況があるかもしれない。
そんなことを思ったりするのですが、特に自分が気をつけなければと思ったのは
「決めつけ」をするということ。
例えば、特に理由が無いのにここは寒いから自然栽培では7俵が限界だと決めつけたり、
稲が本来持っている力を見ることなく、方法論や技術論を追い求めたりすること。
自分に対して言っています。。。
それなりに真剣に考えているつもりだったのですが、今年の種籾の失敗から始まり今日のトラブルが起こるのはやはりしっかり心を入れ替える必要があってのことだったのだと思います。
もうこうなるとどんどん知りたくなるのは性格でしょうか。
稲のこと、自然のこと、もっと知りたくてしょうがなくなります。
わからないから聞くしかないので実践して結果で教えてもらうしかないのです。
中途半端は聞き方ではそれなりの結果になるのでやるなりしっかりと。
きっとこういう積み重ねの結果、ほんとの意味での過不足の無い状態=自然の状態に近づけるのだと信じて。
まずは明日の苗箱並べから!!
今年はなつのこまがとっても元気です!!!
高谷裕治