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ケの食卓 2014年4月
最近は雪下にんじんをひたすら食べています。

季節毎に同じ食材を食べ続けるのが蒜山耕藝スタイル、かもしれません。
毎日、毎食、同じものを食べていて全く飽きることがないのです。
同じものばかり食べ続けること。
栄養学的に見たらとっても偏っているかもしれませんが、これって実は旬の食材をいただくというとっても豊かなことじゃないかと思っています。

それにしてもここまでにんじんってなかなかないことなのかもしれない(笑)と、記録に残すことにしました。


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種芋に残していたメークインを味見。
メークインとにんじんの煮物です。味付けは塩のみなのに、なんとも奥深い味わい。

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ノリランカさんに譲っていただいた原木椎茸と合わせてパスタに。
プリプリの椎茸の美味しいこと。こっくりと風味豊かで幸せでした。

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COLTRADA食と暮らしのものさし講座の道子さんにお土産で頂いた日本海のメバル。
その旨味を余すところなくいただきたい!ノリランカさんの椎茸とにんじんで受け止めました。最高!

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豆腐とパスタにしたり、

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やっぱりノリランカさんの椎茸とチャーハンにしたり。

昼間の方が光がきれいなので、どうしても昼ごはんの写真が多くなってしまうのですが、夜はかき揚げにしたり、オーブン焼きにしたり。
今夜はワインに合わせてグラタンにしました!

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ホワイトソースは成瀬さんの自然放牧の牛乳と蒜山耕藝の小麦粉、オリーブオイルで。
viorto!のゆかりさんに教えてもらったレシピです。
アサクラさんのアンチョビが優しく、でもしっかりと効いて本当に美味しかった!


献立としてはシンプルすぎて、素っ気ないかもしれません。

でも。
食卓にのぼるお皿が多い方が豊かなのか。
変化があった方が美味しいと感じるのか。
私たちは同じ食材を毎日食べ続けることが自然なのです。

そんな思いを込めて。蒜山耕藝のケの食卓をご紹介しました。


高谷絵里香
# by hiruzenkougei | 2014-04-08 22:48 | 最後の晩餐
3年目の米づくり
自然栽培普及会の締めとなる記念撮影。
いつも通り一番後ろに並んだ時に心に発生したあの強烈な違和感の正体は、すでに始まっていたお米の種籾の処理方法の順番を間違えてたことにありました。

気付いた瞬間冷や汗が吹き出だし、その後も心拍数が上がって落ち着かず、
実はあれから数日経った今でもまだドキドキしています。

何があったのかというと、一般的に籾蒔き前には「浸種」という作業を行います。発芽を揃えるため水に何日間も種籾を浸すのです。
その「浸種」の前に種子遺伝病害虫による影響を抑えるために薬剤やお湯などをつかって処理をします。お湯を使う場合は「温湯処理」といって有機栽培、自然栽培に限らず広く行われているやり方です。

1年目の米づくりの時にその温湯処理をしなかった品種があるのですが「馬鹿苗病」という病気が大発生し、ほとんど植えられなかったという苦い経験が今でも脳裏に焼き付いています。

その温湯処理を、今年やらないで「浸種」を始めてしまったのです。

1年目のあの光景が蘇るたびに心拍数があがります。
馬鹿苗病が発症した苗は本田に植えてもしばらくすると枯れてしまいます。
苗箱の大部分が発症したらどうなるか。想像したくありません。
こういう時のために種籾は必要の倍は確保してあるのですが、ちょっと前に浸種した種籾が事故みたいなことにあってしまったので予備もほとんど使ってしまいました。

農業生産は確実生産が求められる側面があることを強く意識しています。
特に穀物で主食でもあるお米にはそれがより強く求められる。いや自分自身の中で強く求めていると言った方がいいかもしれません。

自分の未熟さが招いた故の事態ですがこれも一つの試練だと思って悔やみ切れない気持ちを抑えて前を見て進みたいと思います。

温湯処理が必要なのは種子遺伝病害虫の存在。
素材そのものに原因が無ければそれが蔓延することはないというのが最終的な形だと思いますが、まだ米づくり3年目の自分はその境地に程遠いのだと思います。


ただ、作付けへの影響も大きくなりそうです。

具体的には、

ササニシキとイセヒカリの面積が少し減るかもしれません。(種子が25年産種子と24年産種子を使用)
亀の尾が販売分はつくれません。(25年産種子も事故のため使用不可。24年産種子で種をつなぎます)
ヒメノモチも購入種子になります。(亀の尾と同様。自家採種1年目からのスタートです)
農林22号という品種を新しくつくります。(天神自然農園さんから貴重な種を分けて頂きました!)

今月の中旬以降に籾蒔きをして1ヶ月半の育苗期間の様子で何がどれくらい植えれられるかが決まります。お米をつくる予定のところに植えられるように祈ります。

途中経過はまたブログにアップしていきます。


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さて、引き続き技術的な話。

自分の性格上楽観的に考えることはできないので基準を最悪な状況になることを常に想定して次の手を打とうと思っています。
今回は「温湯処理」について考える良いきっかけ。
基本に立ち戻るためと、少しでも安心できる材料を探すためお世話になっている方や人づてに紹介して頂いた方になどに片っ端から電話して聞いてみました。

まず、「温湯処理」自体をしない人。
自然栽培農家の方でもいらっしゃいました。
「塩水選」を強めにすることで充実した種籾を使うことで「温湯処理」をしなかったり。
多少は馬鹿苗病がでるけれど気になるほどでもないよ、とのこと。
ちょっと安心しましたが、他の方で以前しなかったら大発生したという人も。

大多数の方はやはりされていました。
深刻だと取られる方と、自分はしてるけどやらなくても大丈夫じゃない?と考える方。

あと、地域の古老は冷たい川に長いこと漬けておく(漬種)ことでそれを病気を防いでいたという話も聞きました。
ちなみに自分は去年から約20〜30日近く10度以下の山の伏流水で掛け流しをしています。
田んぼの土を使うというやり方もありました。でもこれも泥に漬ければいいってものでもないみたいで今回は止めました。

漬種についても調べてみるとこれもまた奥が深い。

「水温10度〜15度で積算温度で100度」というのが一般的はよく見ますが、「長時間の低温漬種」は発芽率の低下を招くということもよく書かれています。
伏流水での漬種ってまさにこれですね。

去年はそれでびっちり芽出しは上手に揃いました。
正確にいうと2回目に蒔いたのはパーフェクトで、1階目に蒔いたのはかなりバラツキがでました。

床土の湿度、苗代に置くまでの時間と温度、苗代に置いた後の天気など要素は多く複雑に絡み合っているかもしれません。

でももしかしたら品種の違いも大きいかもと今思っています。
良かったのはササニシキ、亀の尾、イセヒカリ。厳しかったのはヒメノモチとコシヒカリ。

なんとなく怪しい気もしますが、ヒメノモチの種籾はすでに伏流水に遣っているところなので品種に因るものでないことと願ってはいるのですが。

いろいろ細かいところは書くとキリがありませんが、自分にできることはどんな状況にせよ、今目の前に起きていることはすべて学びの材料なんだと捉え、しっかりと向き合い、技術と感覚の研鑽を図ること。

「なるようになる」というのは一つの真理かもしれないけど今は「なんとかする」っていうのが本音。

今年の米づくりも中身が詰まった1年になりそうです。



高谷裕治
# by hiruzenkougei | 2014-04-03 20:00 | お米
雪下にんじん、収穫しました!<完売御礼>
★4月6日完売となりました!
  たくさんのご注文を頂き本当にありがとうございました。★★


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今年もこの季節がやってきました。
雪下にんじん!発送を開始しています。

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家の横を流れる川で、にんじんについた土を洗い流します。
ずっと雪の下に眠っていたにんじんたち。こうして水の中を泳いで気持ち良さそう。


去年の春は予想を遥かに下回る収穫量でがっくりときたのですが、今年は期待をしていなかったのが功を奏したのかみなさまにお届けできる量を収穫することができました。


サイズは小さめが多いのですが、口に入れたときの力強さに驚きます。

春という季節を迎え、植物たちは花を咲かせ種を生み出そうとします。
このにんじんたちも冬を超えて、本当にエネルギッシュに変化しています。
甘さはぐっと増し、同時にみずみずしい透明感に溢れ、「春がきた!」と実感させてくれる味わい。


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生でサラダやジュースに。写真は去年viorto!のゆかりさんがつくってくれたラペ。美味しかった!
蒸したり、スープやお味噌汁にしても。
塩とオリーブオイルでソテーしただけでも大満足の一皿に。
ぜひ今だけの味わいをお楽しみください。

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かきあげも美味しいです。


送料込みの2サイズでご用意させていただきました。


<価格>
○雪下にんじん(3㎏) 3,000円(税込、送料込)
○雪下にんじん(5㎏) 4,500円(税込、送料込)

クロネコヤマト便でお届けします。


<お支払いについて>
商品到着後、ゆうちょ銀行へのお振込をお願いしております。
尚、はじめて蒜山耕藝をご利用のお客さまは、誠に勝手ながらお届け前のお振込をお願いしております。返信FAXまたはメールにて口座をご案内させて頂きます。


<ご注文の前に>

1) 長期間雪の下に埋もれており、葉にダメージを受けているため、葉付きでの出荷はできません。根の部分のみの出荷となります。 

2) 春が近いこの時期はにんじんが抽苔(トウ立ち)する季節です。冷蔵していても花芽が伸びてきます。2週間程度で消費できる量をお勧めいたします。


お申し込みはFAX(0867-45-7145)またはemail( info@hiruzenkougei.com )にて。下記のフォームをご利用ください。

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< 蒜山耕藝 雪下にんじん > 

お名前 :
郵便番号:〒
ご住所 :
お電話 :
 mail :
 数量 : 雪下にんじん 3㎏ or 5㎏
お届け時間帯:特になし、午前中、12-14、14-16、16-18、18-20、20-21
お届けNG日:
ご利用は?: はじめて  、  2回目〜
 備考 :

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蒜山の春がはじまりました。



高谷絵里香
# by hiruzenkougei | 2014-03-31 22:28 | 収穫のお便り
自然栽培普及会に参加して
3月26、27日。

まだ少し雪が残っている蒜山から車で3時間半を走り、瀬戸内海に浮かぶ広島県のある島に行ってきました。
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青い空と青い海。太陽の光を浴びるレモンや甘夏。
半袖でも十分暖かい蒜山とは正反対のようなところでバカンスを、いやいや、自然栽培の勉強をしてきました。

全国自然栽培普及会が中国・四国では初めて開催されました。
私達の師匠やたくさんの仲間達との再会も楽しみの一つではありますが、最大の目的は全国で日々積み上げられていることを通して自分自身を改めて見つめ直すことです。

去年失敗したことがたくさんあって、そのために今年不安に感じていることがたくさんあります。

それは先に進むために与えられた試練。
そこから逃げることなく、力むことなく自然に問いかけていくための心構えを確認するために。



今回の大会のメインは去年の夏に蒜山にも来てくれた道法さんの果樹の選定技術講習です。

植物の生理に逆らうことなく、植物自身の力を引き出す剪定。
この技術の根底にある考え方は果樹だけでなく植物全般に共通していることだと言います。
自分達も去年ナスで試して実感してますが、目の前にたわわに実をつけるその姿は大変美しく、食べた甘夏は今年食べた柑橘の中でもダントツに美味しかったことが何より説得力がありました。

道法さんの講習を踏まえての畑さんの稲作のお話だったからか

「そういうことか!!」

と思えることがありました。

畑さんにはいつもアドバイスを頂いているし講習自体も初めてではなかったのですが。

それで意気揚々な気分で最後の集合写真を撮っている時に、今年の米つくりですでにとんでもない失敗(すごく初歩的なこと)をしていることに気付き、動揺しながらの帰宅となりました。

それについてはまた記事をアップしますが、次は雪が解けて収穫が始まった人参の話になるのでその次ということで。

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高谷裕治
# by hiruzenkougei | 2014-03-29 21:26 | できごと
蔵の解体ワークショップに参加してきました。
今日は「くど」の土壁塗りに向けての勉強のため、蔵の解体ワークショップに参加してきました。

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このワークショップはいつもお世話になっている左官職人の佐治三津弘さんが主催しているプロジェクト「蔵をいただく」の一環で、蔵が必要でなくなった人と蔵を建てたい人をつなげるプロジェクトです。
解体した材料を捨てることなく、材料も人の思いも余すことなく使って新しいいのちを吹き込むもの。

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東京から駆けつけた早稲田大学の大学院で土蔵の研究をしている院生やそのOGや、地元の建物オタクの方と一緒にガシガシと。

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これから土壁を塗るにあたって何にも知識の無い僕はネットで調べてみてもいまいちピンとこなかったのですが今回壁を壊すことで腑に落ちることばかり。

壊すことで構造を知り、壁を構成している一つ一つの材料の意味を知る。

壊すのに苦労するのはいい壁である証拠。

土と藁縄が交わると強度が高まることを「壊す」という作業で体感し、くどでも藁縄を小舞にかけようと思ったり。

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藁と土を混ぜるにあたってどうすべきを感じたり。

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こういうことって本当に楽しくて、こんな楽しいことは自分達だけでやるなんてもったいなくて、くどをつくりあげていくにあたって興味のある人にできるだけ参加してもらいたいなと思います。

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もし興味ある方がいたらぜひ連絡くださいね。

高谷裕治
# by hiruzenkougei | 2014-03-23 23:12 | 藝のつながり