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「つくる」暮らし
by hiruzenkougei
奥出雲牧場へ
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蒜山でも見つけました。ふきのとう。
昨日の雪でまた埋もれてしまいましたが、少しずつ、着実に、春が近づいています。


冬は雪で閉ざされる蒜山はオンオフがとてもハッキリしています。
農閑期である冬の楽しみのひとつは会いたい人に会いに行くこと。
今週も素敵な出会いがたくさん。


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タルマーリーのカフェで頂いてその美味しさと溢れる生命力にびっくりした、奥出雲牧場の牛乳。
イル・リコッターロの竹内くん夫妻が奥出雲牧場の成瀬さんに会いに行くと聞き、私も行きたい!と同行させて頂きました。

小雨の降る中牧場を案内して頂きました。
牧草地とその後ろの山。全貌を見渡す事ができない位広い牧場でのびのび暮らしている牛たち。
その穏やかな表情としっかりとした体つきで、どんなに健やかに暮らしているのかが伝わってきます。

成瀬さんにいろいろなお話を伺ったのですが、一番印象に残ったのが「農地をつくるのには時間がかかる」ということ。
酪農家である成瀬さんからこの言葉が出てくるということに驚き、とても感銘を受けました。
成瀬さんはいかに牛たちが健やかに暮らしているかということを最優先にされています。
牛が食べる牧草も肥料や農薬を使わず、そして購入した種を蒔くこともせず、その土地にある草を移植して増やしていくのです。
牧草地を自然に広げていくために、長い長い年月をかけて牧場を作り上げていらっしゃいます。

成瀬さんのお話を伺いながら、ついつい結果を早く求めてしまいがちな自分に気がつきました。


こうしたい、ああしたい、ではなく、自然に沿って農を営むには今どうするべきか。


春を前にとても大切なメッセージをいただきました。



高谷絵里香



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by hiruzenkougei | 2014-03-22 21:24 | 藝のつながり
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