3月26、27日。
まだ少し雪が残っている蒜山から車で3時間半を走り、瀬戸内海に浮かぶ広島県のある島に行ってきました。
青い空と青い海。太陽の光を浴びるレモンや甘夏。
半袖でも十分暖かい蒜山とは正反対のようなところでバカンスを、いやいや、自然栽培の勉強をしてきました。
全国自然栽培普及会が中国・四国では初めて開催されました。
私達の師匠やたくさんの仲間達との再会も楽しみの一つではありますが、最大の目的は全国で日々積み上げられていることを通して自分自身を改めて見つめ直すことです。
去年失敗したことがたくさんあって、そのために今年不安に感じていることがたくさんあります。
それは先に進むために与えられた試練。
そこから逃げることなく、力むことなく自然に問いかけていくための心構えを確認するために。
今回の大会のメインは去年の夏に蒜山にも来てくれた道法さんの果樹の選定技術講習です。
植物の生理に逆らうことなく、植物自身の力を引き出す剪定。
この技術の根底にある考え方は果樹だけでなく植物全般に共通していることだと言います。
自分達も去年ナスで試して実感してますが、目の前にたわわに実をつけるその姿は大変美しく、食べた甘夏は今年食べた柑橘の中でもダントツに美味しかったことが何より説得力がありました。
道法さんの講習を踏まえての畑さんの稲作のお話だったからか
「そういうことか!!」
と思えることがありました。
畑さんにはいつもアドバイスを頂いているし講習自体も初めてではなかったのですが。
それで意気揚々な気分で最後の集合写真を撮っている時に、今年の米つくりですでにとんでもない失敗(すごく初歩的なこと)をしていることに気付き、動揺しながらの帰宅となりました。
それについてはまた記事をアップしますが、次は雪が解けて収穫が始まった人参の話になるのでその次ということで。
高谷裕治